趣味で将来住みたい部屋を探していると必ず「礼金」という言葉を耳にする。
正直、入居するときは出来るだけ初期費用を抑えたい。
今日は、部屋探しで避けては通れない「礼金」について、勉強していこうと思う。
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賃貸物件の礼金とは?
まず、「礼金」という言葉からいこう。
礼金とは賃貸で契約するとき管理会社におさめる、初期費用の一部のこと。
Wikipediaで調べると下記のとおり。
礼金とは、主に関東地方において、不動産の賃貸借契約の締結の際に賃借人が賃貸人に対して支払う一回払いの料金である。原則として返還されるべき敷金や保証金、建築協力金などとは異なる。
引用:Wikipedia
つまり礼金とは次の特徴がある
- 契約時にはらうお金
- 家主に払うお礼のお金
- 返ってこないお金
おかしくね????
いわゆる「入居者が家主に、入居させてくれてありがとうと言って払うお金」ということになる。
いやいや、お礼をいうのは家主の方じゃねーか?
「入居してくれてありがとう」とかよ。
払う意味が見いだせない。
こんな意味分からんことがまかり通る、日本の不動産はやばすぎる。
それを普通に払う入居者もすげぇな。
礼金の相場は?いくらかかるの?
礼金の相場は、おおよそ家賃の1~2ヶ月分。けっして安くない金額。
この相場なんだけど、地方によってもまちまち。
くわしい資料があったので紹介。
東京では礼金が家賃の1〜2ケ月分、敷金も同じく1〜2ケ月分のケースが多い。これに対して札幌では礼金がない物件が多く、福岡も同じく礼金がない代わりに敷金が4〜5ケ月分というケースもあるようだ
独特なのが大阪、兵庫、奈良、和歌山の一部など関西地方にみられる「敷引き」だ。契約時に「保証金」として家賃の5〜10ケ月分に相当する金銭を預かり、解約時には「敷引き」(解約引き)として、その50〜80%程度を償却する。解約までの居住年数によって償却率が変わる場合も多いようだが、初めに「返還しない金額」を定めることになるのだ。ただし、その場合は礼金の授受がないため、他の都市における礼金を含んだものとして考えることもできるだろう。また、大阪や京都などでは「家賃の○ケ月分」ではなく、30万円、40万円といった、きりのよい金額で表示されることも多い。
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礼金が地域によって内容が異なる理由としては、そもそも法律の規制が無いからだ。
法律事務所の説明を引用する。
1.礼金とは
マンション等を借りる場合、敷金だけでなく礼金を支払うことも多くあります。礼金は法律上支払い義務があるものではなく、貸主と借主の合意によって支払うお金です。一般的には「借主が貸主に対し、謝礼の意味で支払うもので返金されないもの」と定義されることが多いでしょう。
引用:司法書士法人 リーガルクリニック
いわゆる礼金とは「慣習」というやつ。
こういった日本の古くからある習慣だか、慣習だかしらんけど意味分からんルールはマジで気持ちが悪い。
別に家主にお礼をしたいとは思わないし、入居契約のビジネスでしかないんだよ。
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【礼金はらいたくない】対策
結論から言うと、残念ながら払わない方法は無い。
いやいやまてと、じゃあ対策もクソも無いとお嘆きのあなた。
たった一つの対策もある、それは賃貸情報サイトの検索条件に「礼金なし」とチェックを入れること。
当たり前すぎるけど、一番確実だしそれしか無い。
ようするに「契約前に確認する」しか無いということ。
礼金なし物件のデメリット
- 部屋の数が減る
- 礼金がある部屋はいい物件のことが多い
さて、礼金をはらいたくないから住宅情報サイトで、賃貸情報サイトの検索条件に「礼金なし」とチェックを入れたとたん、条件にあった部屋の数がめちゃくちゃ減った。
これだけ、礼金文化が浸透している。クソだ。
あと完全な僕目線の感想になるんだけど、礼金があるほうが良い部屋が多いんだよね。
僕の実家の地方都市なんか、礼金ありの部屋の方が多いんだよ。
礼金ありの物件をさけるか、礼金を払って条件通りの物件を契約するかの2択かな。
もちろん、礼金無くてもいい物件はあるから時間がある人は根気よく探して欲しい。
管理会社なんて契約したらさよならだから、初期費用は安くなればなるほど良い。
クソ礼金文化まとめ
- 礼金は返ってこない
- 礼金は借主から貸主へのお礼
- 礼金の相場は家賃一ヶ月〜二ヶ月分(地域によって異なる)
- 礼金に関する法律・規則はない、ただの慣習
- 礼金の支払い拒否は基本できない
- 礼金のない部屋を探すしかない
もちろん経営面からいうと、お金が入ってくるからありがたいけど、借主からしたらまじで頭おかしいとしか思えない。
名前がいかんよね「礼金」って・・。なんでお礼なん?
「契約金」とか書いて、それを使う項目を開示すれば払ってやってもいいレベル。
こういう悪習がまかり通るのが、日本の現状です。
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