ついに手袋を買った。
毎年買おうと思っても、他に欲しいものを優先させていつのまにか季節が過ぎていく。
それを繰り返すことはや数年、ぼくなりに最高のコスパをほこる手袋を買ったのでレビューしたい。
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手袋をつけたままスマホを触りたい
今回購入したのは、バブアーの指なし手袋だ。
写真のとおり指先が覆われていなく、そのまま出ている。
現代人の必需品のスマホを触らない日はないと思う。
寒い冬にスマホからの着信があったり、LINEが来たりしたらスマホを操作したいんだけど手袋をしていたら、いちいち外さないといけない。
指なしの手袋は、指先でそのままスマホ操作もできる。いつも通り。
なんならくそ寒い中、カフェテラスでパソコンをドヤ顔で操作してみてもいい。
それに手袋をつけたら、下記のように細かい作業をするにもストレスがかかる。
- 財布からクレジットカード、小銭を取り出すとき。
- 落ちた小銭を拾うとき。
- スーパーで薄い袋を開けるとき。
かなり強引な理由かもしれないけど、思い返してみれば手袋をしていたままでは面倒なことが日常では多い。
スマホ対応の手袋は劣化する
じゃあ、いまはスマホ対応の手袋売ってるじゃんで話なんだけど、じつは劣化するものなんだ。
今、スマホ対応の手袋を使ってる人は心当たりはないだろうか。
原因は、おおまかにいうと下記の通り。
- サイズがちゃんと合っていない。
- 汚れ
- 寿命
実は、ぼくもユニクロのスマホ対応の手袋を使っていたんだけど、いつの間にか効果が薄くなった。
と、いうより手袋自体が毛玉が目立つようになり、ワンシーズンで手放すことになってしまった。
やっぱり、最後に信用できるのは自分の指。
イギリス製で5,000円を切る価格
なんと言っても魅了苦的なのはその値段。
イギリス製の手袋が、なんと4,400円(税抜)で買えてしまうところなんだ。
「え?イギリス製の何がすごいの?」
そう、服にあまり興味ない人は、どこ製だろうが構わないと思うんだけど僕みたいに服や古着が好きな人にとって自国生産は大きな魅力。
とくにメイドインUSAとかメイドインUKに惹きつけられる。行ったこともないというのに。
この手袋のブランドはでBarbour(バブアー)。
1894年創業の英国のアウトドア・ライフスタイルブランドで、有名なのがオイルドジャケットだ。その品質の高さから、ロイヤルワラント(英国王室御用達)を3つも獲得している由緒あるブランド。
オイルドジャケットばかり、目に行くブランドなんだけどマフラーとかニット製品の品質も素晴らしい。
いまでは多くのブランドが自国生産をやめて、賃金の安い海外の工場で生産をしているんだけど、こんな時代でも自国生産を続けるブランドの企業努力は並大抵じゃないだろう。
ニット製品はいまでもジョン・スメドレーやジョンストンズが英国・スコットランド製をいまでもかたくなに守っているんだけど、有名なインバーアランのニットはスコットランド製からインド製になるようだ。時代の流れとはいえ、寂しい。
そのイギリス製の商品が、5,000円以下で購入できるのは本当に良い買い物をした。
ウールの軍手
普段、柔らかいウールやラムスキンのレザー手袋をしている人がこの手袋をすると、かなりのゴワゴワ感で面食らうことになるだろう。
素材は100%のウールで、かなり丈夫な印象をうける。
もうこれは、ウール製の軍手だ。
そもそもBarbour(バブアー)というブランドが、ナイロンがまだなかった時代に漁師など過酷な現場で働く人のために、魚の脂などのオイルをジャケットに染み込ませて防水用の上着を製品として展開したのが始まりだ。
そう、バブアーは高級衣料品ブランドというよりは、作業着に近い。
この手袋もまさに質実剛健という言葉がよく似合うんだけど、そこは英国王室御用達のブランド、どことなく気品を感じさせるから不思議。
詳細情報|Barbour(バブアー)フィンガーレスグローブ
フィンガーレス(指なし)手袋はサイズが測りやすい
手袋を買うときに、気になるのがサイズだ。
このバブアーの指なし手袋は、ユニセックス仕様でサイズさえ合えば男女問わず使用可能。
で、サイズなんだけど僕はSサイズでジャストだった。
僕は男性なんだけど、女性より手が小さいから一番小さいサイズを選択した。
フィンガーレスグローブのサイズ測定で重要なのは、幅だけ。
©SWANY「手袋 サイズ一覧表」
指はそのまま出ているから、指先まで測る必要がない。
そもそも僕が手袋をずっと買わなかったのも、この指先の長さが足りなくていつも余ってしまうからなんだ。
肝心な測り方なんだけど、メジャーを用意してもらって下記の写真のように「手囲いと呼ばれる、生命線を視点とした長さ」を計測して欲しい。サイズを測るのはその一点のみで十分だ。
実際に計測してみた。
僕のサイズは、どちらも20cm前後(多少の誤差あり)だから、USサイズでXS、日本製でSサイズと非常に小さい。
指なし手袋は、期待以上の防寒製
暖かい。この手袋をつけた感想だ。
ウールはかなり分厚いから、その分風をあまり通さない。
指先が出ているからバイクでは流石に寒いと思うけど、通勤や街中で使うなら全く問題ない。
それに僕はすこし熱くなればすぐに手袋を外す方だから、少しくらい通気性がある方がいい。
日常的に気兼ねなく使える、防寒着はありがたい。
ただ、ご想像のとおり指先だけは寒い。
バイクや自転車で日常的に通勤している人には、少し寒いかもしれない。
ぼくは通勤が徒歩圏内だから、長時間外にはいないからだけど。
防寒だけにこだわるなら、ミトンにしたいところだったけど前述したように、手袋をつけたまま細かい作業ができた方が良いかと思ってフィンガーレスグローブにした。
見た目はダサい|でもそれが良い
つけた見た目は、かなり野暮ったくて、どちらかといえばダサい見た目。
でも、それが良い。ダサかっこいい。
最近は30歳をすぎたせいなのか、かっこ良すぎる服になんだか疲れてきた。悲しい。
もともと古着が好きだったんだけど、アメリカのワークジャケットやイギリスの手網にっとなど、どちらかといえば生活必需品的な服がより好きになってきた。
まあ、見た目に関しては完全な個人的趣味。
かっこいい手袋はそれも良いんだけど、近所のスーパーに行くときにそれをしていくのもなんだか違和感がある。
バブアーはアウトドアブランドであり、ライフスタイルブランドであるから、とくに普段着に特化したアイテムなんだ。
だから毎日使って、肌に慣らしてきたい。
カラーは、ブラックとオリーブがあるんだけど、ぼくは迷わずオリーブを選択。
イギリスの田舎を思わせる色をしている。想像。
オリーブという色の中に、よく見ればグレー、グリーン、ブラウンの糸が編み込まれている。
で、この見た目のダサさはかなり気に入っているメリットなんだけれど、女性からしたらヤボったすぎるかもしれない。
なのでこちらの「BLACK SHEEP(ブラックシープ)」というブランドもおすすめ。
地味ではあるけど、カラー展開が8色だから好きなのを選んで欲しい。こちらもイギリス製。
あと、女性であればJohnstonsのカシミア指なし手袋もおすすめ。
Johnstons(ジョンストンズ)というブランドは、1797創業からスコットランド製のニット商品を作ってきた。マフラーが有名だけど、この手袋もよかった。
サイズは一つのみ。僕は「BRITISH MADE」というイギリスブランドを扱うショップで試着させてもらったことがあって、僕の手にぴったりだった。
だから、この記事でメインに紹介しているバブアーの手袋のSサイズとほぼ同じ大きさ。女性用のはずなのに手が小さい。
値段相応のものを買う
今回のバブアーの手袋ばかりじゃないんだけど、こういった日常的によくつかう物は良いものを買うべきだと思っている。
確かに量販店で似たようなものをたくさん売っているんだけど、どうしても値段相応のものになる。
かといって最高級品ばかり買っていたのでは、破産する。
バブアーみたいな品質がいいけど、実はそれほど高くないような良品をこれからもみつけて紹介していきたい。
下記はぼくが実際に買ったおすすめの商品レビューです。興味がある人はチェックしてみてください。